薬局経営研修(入社4~5年目対象)
研修構造:事前研修 → メイン研修 → フォローアップ研修
開催期間:2024年8月~9月
本研修は、入社4~5年目の薬剤師を対象に、経営視点を養い、自身の成長と薬局運営への貢献を促進する目的で実施しました。研修は3段階構成で行われ、参加者が段階的に学びを大切に、実践に応用する力を高められるプログラムとなっています。
研修の概要とポイント
<事前研修:目的の共有と基礎知識の予習>
2024年8月21日開催:加算と薬局経営の基礎
地域支援体制手当や発後手当などの仕組みを考え、薬局経営の基本を学ぶ。参加者はそれぞれの薬局の課題を整理し、研修に向けた目標を設定します。
参加者の声(一部)
「手当を意識した運営の重要性が理解できました。今後、自分の薬局の強みを活かす戦略を考えたいです。」
<メイン研修:実践的な経営シミュレーション>
2024年9月7日開催:当社独自の「薬局管理ゲーム」を活用(事業部長の小平が開発)
配当獲得、顧客満足度向上、人材配置を組み合わせ、売上と利益の最大化を目指す経営をシミュレーション。参加者同士がチームに分かれ、実際の運営スケジュールを基に意思決定を行います。
学びのポイント
・経営の視点の重要性
「お客様の違いが経営に大きく影響することを認識しました。少人数運営と多人数運営での利点・戦術を理解しました。」
・人材の管理力
「スタッフのモチベーションが低下しないように、適切な配置と声掛けが重要です再確認しました。」
・設備投資の判断力
「初期投資が運営の可否を判断するため、導入する資材の選定や資金繰り判断が重要だと感じました。」
<フォローアップ研修:振り返りと今後のアクション>
オンライン振り返り会(2024年10月9日開催)
振り返り会では、参加者が各自で設定した目標に対する進捗を共有し、改善点を議論します。チーム全体で目標に向かって一体感を育むことが目的です。
参加者の声(一部)
「薬局内部だけでなく、門前医療機関との連携も運営の鍵だと気づきました。」
「自分の薬局の現状と改善点を見つめ直す良い機会になりました。今後はスタッフとともに目標を設定します」
「利益を生むためには、手当取得やコスト削減を意識する必要があることが分かりました。」「法律遵守の重要性を再認識し、帳簿や書類管理の徹底が薬局経営の安定につながることを学びました。」
総括
本研修は、入社4~5年目という成長の節目に立つ薬剤師が、薬局運営の全体像を捉え、自身のキャリアと薬局の発展を同時に目指せるように設計されています。経営の視点を持つことで日常業務の改善点を見つけ出し、今後の運営に対する主体性を育むことができました。